インドネシア現地ニュース紹介ブログ

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都市交通の新時代(ジャカルタMRT開業の話)

こんにちは。インドネシアブログを更新します。

今日はジャカルタMRT開業の話です。日本が全面的に支援をしたプロジェクトであり、日本語で放送されている報道番組でもたくさん見ましたので、最新感がなく申し訳ない気持ちもあります。

 

ジャカルタ都市圏」というのは、よく「Jadebotabek(ジャカルタ、デポック、ボゴール、タンゲラン、ブカシ)」というように、各地の頭文字をとって、呼ばれています。日本で言えば一都六県とか、そういう都市経済圏ですよね。首都「ジャカルタ特別州」が含まれていますから、もちろんインドネシア第一の都市圏です。

 

出張に行かれる方や、一時期住んだ方であれば当たり前のように知っているかと思いますが、当地は交通渋滞が深刻です。グッドタイミングで渋滞に巻き込まれれば、たった数キロ先のアポイント先に行くのに一時間とか普通にかかったりします。

(トイレが近い私にとっては、サイアクです)

 

ニュースの記事にも出てきてますが、東京都市圏に匹敵する巨大な人口を有するジャカルタ都市圏ですが、それを支える公共交通機関網はかなり貧弱です。バスとか、「Transjakarta(トランスジャカルタ)」という、路面電車風のバス網はありますが、それでもなお、多くの二輪四輪が毎朝ジャカルタ市内になだれ込んできます。

 

ニュース内のこの一文(↓)いささか自虐的です。

Selama puluhan tahun moda transportasi modern absen di Jakarta, yang semakin memperkuat citranya sebagai “kampung terbesar di dunia”, bukannya sebuah kota metropolitan.

インドネシアには数十年間近代的な都市交通網が不在で、それが『メトロポリタン』ではなく『世界最大の村』という印象を強めていた。」

 

ということで、ジャカルタの人はこのMRTへの期待値は高かったようです。本路線には6キロメートルの地下区間が含まれており、一日6メートルというスピードで地道に掘り進めたとのこと。インドネシアではそういう工事も始めてということで、国民は非常に関心を持っており、40万人以上の枠があったトライアルも定員オーバーとのことです。

 

バンコクスカイトレインみたいに、日本人も積極的に利用できるような交通機関になるといいですよね。ではニュースに入ります。

www.beritasatu.com

都市交通の新時代始まる

ジャカルタ,Beritasatu.com

距離は16キロメートルあまり、東南アジアにある都市、ジャカルタの現状には追いついていない。それでもなお、本日正式に操業を開始し、インドネシア公共交通システムに新たな歴史刻んだこのMass Rapid Transit(MRT)という都市交通システムを、ジャカルタおよび周辺地域の住民は熱狂的に受け入れている。

 

ジャカルタには数十年間、近代的な交通システムが存在せず、「メトロポリタン」ではなく、「世界最大の村」というイメージを強めていた。

 

当然、このMRTの導入は、人々に誇りを持たせた。比較的短い路線ではあるが、地下区間6キロメートルあり、巨大な掘削機で一日あたり6メートルほど掘り続けて完成させたものであるが、インドネシアではこういった工法は初めて行われたもので、人々はそのことを誇りに思っている。

 

これこそが、先の2週間のテストに参加するために多くの人が集まった要因となった。40万人以上の定員がすぐにいっぱいになった。

 

実際にはMRTジャカルタの規模は、1,200キロ以上に及び、毎日700万人もの乗客を運ぶソウル地下鉄には遠く及ばない。また、MRTとLRTを組み合わせて178キロメートルの路線を持ち、一日あたり250万人の輸送力をもつシンガポールとも比較しても同じである。

 

ジャカルタMRTの場合は1回の輸送で1,900人の輸送量がある。操業の時間は朝5時から真夜中まで、一日の最大輸送人数は17万5千人となる。

 

Era Baru Transportasi Urban Dimulai

Jakarta, Beritasatu.com

Panjang jalurnya hanya 16 kilometer, belum sebanding dengan status Jakarta sebagai kota terpadat di Asia Tenggara. Namun, moda transportasi perkotaan mass rapid transit (MRT) yang diresmikan hari ini mengukir sejarah baru dalam transportasi di Indonesia dan disambut sangat antusias oleh warga Jakarta dan sekitarnya.

 

Selama puluhan tahun moda transportasi modern absen di Jakarta, yang semakin memperkuat citranya sebagai “kampung terbesar di dunia”, bukannya sebuah kota metropolitan.

 

Wajar kalau kehadiran MRT ini menumbuhkan bibit rasa bangga. Masyarakat juga tahu bahwa untuk membangun jalur yang relatif pendek ini harus digali subway atau jalur bawah tanah 6 km dengan mesin bor raksasa yang kecepatannya hanya 6 meter per hari, sebuah karya teknologi monumental yang baru pertama kali dilakukan di tengah kota Indonesia.

 

Hal itulah yang mendorong warga berbondong-bondong mengikuti uji coba selama dua pekan terakhir. Kuota penumpang 400.000 lebih selama uji coba pekan terakhir bahkan langsung ludes.

 

Padahal, skala MRT Jakarta ini hanya seujung kuku metro system di Seoul yang mencapai 1.200 km lebih dan setiap hari mengangkut sekitar 7 juta penumpang. Juga masih jauh dibandingkan Singapura yang memiliki 178 km kombinasi jalur MRT dan light rail transit (LRT) dengan daya angkut 2,5 juta penumpang per hari.

 

Satu rangkaian MRT Jakarta memiliki kapasitas 1.900 penumpang sekali angkut. Dengan jam operasi mulai pukul 05.00 WIB hingga sekitar tengah malam, jumlah maksimal penumpang per hari hanya sekitar 175.000 orang.